
インナーチャイルドとはなに?
インナーチャイルドとは一言で言うとガマンした子供の時の自分のことです。「言ってはダメ」とガマンさせられた、「怒ったり泣いてはダメ」という感情表現の抑制。
例1
強がっている人の子供の時の記憶は泣いている
例2
虐待を受けた心の傷が残っている
例3
子供の時に我慢した記憶が消えない
例4
人間性や性格や才能を否定された
例5
ダメだバカだと中傷された
とある心理学者によれば、人間の80%はアダルトチルドレンで、機能不全家族だと言います。つまりあなたも私も心の傷を負った人だということです!
トラウマ(強い精神的ショック)がフラッシュバックして何度も記憶に蘇ってくる。強いショックだとPTSDという病気として精神病となってしまうのです。
みんなの前で恥をかかされた。そのことが心の傷となって、大人になってからも残っている。厳しい人間になって、他人を寄せ付けない。そんな人格形成になってしまう人のことです。
傷ついた自分。本当の隠された弱い自分がインナーチャイルドです。抑えられた感情があるので、今ここで思い出して予想しなかった感情の爆発が出ることもあります。
克服していきたいなら、まずはワンダーチャイルドのことを知っておきましょう。
ワンダーチャイルド
ワンダーチャイルドとは傷一つない子供らしい子供のことです。傷つく前のキレイな心、純粋な心です。虚勢を張ったり、無理しない。あるがままの自分なのです。インナーチャイルドの正反対の純粋無垢な存在です。
学校や家庭で社会勉強しますね。社会で生きていくためには、我慢することや努力することが必要。遊んだり休んだりしたいのに、受験勉強でお受験に備える。足バタバタ、ソワソワしてはいけないとしつけ教育もあります。
ワンダーチャイルドはしつけ教育も受けてないピュアでナチュラルな動物的な人間です。社会性をもつにつれて、素直な心は失われていきますね。
学校や友達との関係の中で、ケンカしたり仲直りしたり。インナーチャイルドはそんな生活の中でできてきます。大きなショックを受けてしまう。それが原因で自信喪失してしまったり、消極的なキャラクターになってしまう。
大人は子供とは違いますね。ワンダーチャイルドは年齢を重ねていくと失われていきます。「あの人は子供っぽい」「ピュアな心を持ってるね」そんな人はごく少数です。
童心に帰るという言葉があります。子供の頃のような遊びやおしゃべり。これが克服法の解決の糸口です。
そんなものいない?
自分には実は隠された記憶があるのでしょうか?心理学でもインナーチャイルドというのは使われてない言葉です。スピリチュアルケアや恋愛などで使われます。
「インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法」などの関連書籍はありますが、精神科で取り扱うものではないです。心のケアではあるでしょう。
あなたの家族は実は問題があって、アダルトチルドレンです。そんなふうに聞かれて「はいそうです」と答えますか?実家の家庭内トラブルがあったとか、心の傷が残っていると思うか思わないかです。
内なる自分はいないという人もいます。その一方で記憶にフタをして、忘れてしまっている事柄もあるんです。ここで思い出すことは危険性もあるような、強いショックが残っている可能性もあります。
スピリチュアルだと、「本来の自分はこんなじゃない!」という心の叫びが元になってます。人格形成に歪みがあって、耐えられなくなる。そんな自分と内なる自分との対話です。
ほとんどの人は、感情や考え方に抑圧されていることがあります。本当はちょっと悪いことを考えたりしても、「やっちゃいけない」と抑圧して封じ込めますね。真面目でないと会社で問題児。毎日出社するのが面倒でも、朝はやく起きて夜遅くまで残業しないといけない。
「もう嫌だ!」そんな内なる心の声があるなら、インナーチャイルドとの対話・セッション・ヒーリングが必要かもしれませんね。
病気なの?
インナーチャイルドは一部の心理学者が使っている言葉です。内なる子どもともいわれて、存在するのかしないのかもはっきりしないものです。
つまり病気ではないんです。
親子関係がうまくいかない、機能不全家族。接し方がわからない。そもそも親が病的だったり普通じゃなかったり。それは家庭内問題です。
例えば傷つきやすい人。HSPというガラスのハートの持ち主の人がいますね。このタイプは病気ではなくて、心理的に繊細過ぎる人。
「私ってどうしてこうなんだろう」そんな人生の悩みに答えるのがスピリチュアルです。自分が生きてる意味。生きづらさを感じながら仕事や生活をしている。HSPという症状は隠れた存在ですがたくさんいるんです。
インナーチャイルドは毎日の生活で疲れたり、普通よりもつらさを感じやすい人のことです。これがもしうつ病だったら、投薬や心理的なカウンセリングが必要ですね。
鬱は誰でもなること。あなたの悩みはどこにあるでしょう?病院だとかえって傷ついてしまうと思いませんか?病人扱いされて良い気分をする人はいないんです。
ちなみに私の姉は精神病にかかった人でした。何十年も通院していて、国から助成金を受け取るような人です。そんな人が病院へ行ってもよくならない。「私は病気」と姉のプライドはないも同然。
精神病というのは社会から切り離されて差別的だと思いませんか?そんな侮辱をうけにいく必要はないんです。誰かに話しを聞いてもらいたいなら、普通の人生相談のほうがずっといいですよ。


原因は何?
インナーチャイルドというのは心が分裂すること。本当に自分があることに気づいていたり、気づいてなかったり・・・。過剰に我慢させられていること。ワンダーチャイルドという、本来の純粋な自分を封印しています。
学校での体験、家庭での教育、友達との関係、社会での仕事体験談・・・。人間は生きている中で疲れたり傷ついていきますね。一日寝て起きれば復活するなら、その人には悩みはないでしょう。
原因は抑圧です。それも自分を押し殺さないといけないような、強いプレッシャーです。学校の中で委員長やリーダー役をしないといけない。でも自分はリーダー向きじゃない。
好きなだけ歌っていたいのにカラオケでストレス発散している。このような例もインナーチャイルドの一つ。ストレス解消に泣いたり歌ったり笑ったりしますね。それは内なる子供を開放しているのです。
やってはいけないこと、犯罪的なこと、反社会的なことやアダルトなこと。ストレス解消として、自分の内面の欲求不満を吐き出しているんです。
抑圧されるのは、現代人のすべての人にあることです。過剰なショックがあると心的外傷となって「心の傷」となってしまうんです。
治すには?克服どうやる
あなたは精神的に問題があると自覚してますか?ないなら健全にすごしていきましょう。自分でも病気かもしれないと思うくらいなら、克服していかないといけませんよね。
心理セラピーというのも、激しい感情の噴出があるものです。考えてみてください。フタをしている感情。抑えきれないものを開放したらどうなるのか。
セラピーで号泣したり、怒りを爆発させてしまったり。ヒトの精神とは開けてはいけない部分もあるんです。
インナーチャイルドの克服方法はかんたん。ストレス解消していくことです。
ストレス解消法の例
- 深呼吸や呼吸法を使う
- ストレッチやヨガなど軽い運動
- ゆっくりとしたテンポの音楽を聞く
- 人と話す
- 思い切り笑う、泣く
- 1分間目を閉じて瞑想
- 考え事を中断して脳を休める
- アロマテラピーをする
- 一日悩みを忘れて気分転換
- 連休をとって疲労回復につとめる
- ストレス原因を知って回避する
- 楽しめることを探す
- 趣味をもって没頭する
泣くといいと言われても泣けませんよね?涙には老廃物がでていると言われていて根拠があるものです。あくびしたり泣ける映画やドラマなどで涙を出すとスッキリします。
気分転換になること。過去のことを思い出さずに忘れてしまうのが一番です。もし隠された心の傷が深かったら、大変なことになってしまいますよ!
下手に過去の記憶を思い出そうとか、告白しないこと。自分の心の傷や抑圧されすぎた感情。負の心、欲求不満、心の闇・・・。それを開放させたらどうなるのかは想像しないでもわかりますよね。
人間には負の感情があります。疲れたとか、やりたくないとか、嫌いだとか。隠された内面には触れないでストレスを発散させましょう。カウンセラーが気軽に内面に触れていいものではないんです。
普通のお悩み相談をおすすめします。それは心の傷に触らないから。傷口に触れたら痛いと思いませんか?触らずにそっとしておきましょう。悩み事、自信のない自分に優しく背中を押してもらえるのは人生相談です。