
モラハラとはなに?
モラハラはイジメや嫌がらせです。克服していきたいなら、自分ひとりだけでは解決しにくい。まずは原因や病気なのか特徴を知っておきましょう。
総合労働相談は10年連続100万件超、内容は「いじめ・嫌がらせ」が6年連続トップ
厚生労働省
これは社会問題。
- ていねいな言葉で嫌味
- 不幸をおもしろがっている
- 嘲笑、冷笑してバカにしている
- 昔のことをずっと根に持っている
- コミュニケーション下手
- 育ちや家庭環境が悪かった
- その人が嫌いか苦手意識がある
- 本音は別のところにある
- 試していたり不信感がある
- 無視したり陰湿な仕打ちをする
「それってひどい!」
限度を超えた精神的な(モラル)嫌がらせです。自分がモラルハラスメントを受けているのか、普通の関係なのか?判断するには精神的な苦痛、ストレスが限度を超えているかです。
上に挙げたようなことがいくつもある。それは改善していかないと、悪化するいっぽう。家庭ではDVや別居、離婚にまで発展したり。会社ではストレスで社交不安障害になったり、うつ病になって休職や自殺などもあるんです。
私も周囲と合わなくて、心労がたまってました。離れられるなら、離れるのが一番です。そうでないなら、いくつか方法を試してみて関係改善していきましょう。
普通の関係とどこが違うのか、具体例をみていきましょう。
具体例
![]() | 家庭でのモラハラの例 育児をまったくしない夫。妻を見下していて奴隷のように思っている。細かいことで叱責して、激しい言葉の暴力もある。別れ話を口にして脅迫的。自分は悪くないといつも人のせいにしている。教育方法やしつけなど子供のことでも悪く言う。 |
![]() | 職場でのモラハラの例 勤務態度やプライベートまでしつこく注意される。何度も何度も陰湿。言葉はていねいで慇懃無礼な上司に困る。職場で失敗を大きく非難されている。差別的な扱いを受けていて低賃金。陥れられておもしろがられている。 |
よく「被害者に原因がある」といいますね。モラルハラスメントは人間関係です。例のような被害者に原因がなくても、限度を超えた精神的苦痛を味わされる。
ふつうのイジメとの違いは、精神的なダメージを与えること。暴力とは違った、柔らかい悪意。目に見えにくいこと、悪ふざけとは違ったものです。パワハラやセクハラと似たことでもあります。
これを克服していくにはその人、会社との関係を見直すこと。当事者だけで解決しにくいので、相談先を探すといいでしょう。弁護士費用は高いですし、警察は話づいらですね。
お悩みには人生相談がおすすめです。


病気になる?被害を受け続ける危険
厚生労働省では、職場のいじめ・嫌がらせについて都道府県労働局への相談が増加傾向にあったことを踏まえ、「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」を開催し、平成24年3月に「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言」(以下「提言」と言います)が取りまとめられました。
厚生労働省より
うつ病になり自殺。警察庁の調べでは会社でも年間約6000人いるとされています。仕事が原因の人が約2000人。家庭内の問題が約3500人いるとされてます。
モラルハラスメントとは対人関係でのトラブルで病気とは違います。そこから重度の症状になることで鬱など他の精神病になることもあるんです。
普通のケンカやいたずらではなかったら?長期間苦痛やストレスを感じ続けているとストレス障害にもなるんです。
話し合うのは難しいですね。当人たちだと解決どころか悪化しやすい。正面から話し合うのは大人でも子供でも改善しにくいものです。
会社だと相談先がなかったりしますね。上司の上司、人事部の人など第三者に相談できればいいです。会社だと話しにくいなら、他のところに持ち込むことです。
原因がどこにあるのか。いきすぎたモラハラになっているかです。本人に悪意がないとか、人間関係のトラブルは少しのズレだったり、修復できない亀裂が入ってしまうこともあります。


原因は何?
加害者側の人に原因があるのでしょうか?加害者が精神病のような陰湿な人間だったら、被害者に問題はないですね。パワハラが社会問題にもなってます。職場の上司が病的になってたら原因は加害者です。
被害者(あなた)に原因があるのか。それは当事者だとわかりにくいものです。友達や職場の同僚など話せる人はいますか?いないなら人生相談が得意な人に聞けば解決の糸口が見つかる。
夫婦関係だと「私が悪い?」「オレが悪い?」と大喧嘩になりがちです。けして二人だけで話さないこと。夫婦だと狭い人間関係の中で、不健全になりやすい。他の人にどこをどう改善していくといいか、聞いてみましょう。
モラルハラスメントの原因が加害者側にあるなら、対策は立てられます。職場の人事異動を頼んでみたり、夫婦間なら仲直りのきっかけを作るんです。
加害者と別れたり、縁を切るにはどうするか。うまい付き合い方を探す方法とは。心身疲れ切ってしまうと心身症やPTSDという重いこころの病気になるケースもあります。不眠症や憂鬱感、食欲不振に便秘下痢などの症状が出ていたら注意です。
具体的な原因と対策法。これは一人だと思いつかないものです。人間関係のことなら、人間関係の悩みが得意なところに相談しましょう。弁護士が解決してくれると思いますか?
会社や家庭で勇気を出して言ってみた。それが逆効果でセカンドハラスメントという二次的な被害を受けてしまうこともあるんです。直接言ったことでしこりが残ったり、他の人からも非難されたり気まずい関係になったり・・・。
とにかく面と向かって言うのが正しいとは限らないのです。ではモラハラは我慢するしかないのでしょうか?
治すには?克服どうやる
◇解決法の例1
直接当事者で話し合う
過剰なストレスが掛かっていること、迷惑なこと、モラハラだと直接言う。
→こじれるケースもある
◇解決法の例2
考え方を変える
言い方が悪いことを意識しすぎない。あまり深く考え込まない。気分転換をして他のことに意識を向けていく
→根本的な克服になりにくい
◇解決法の例3
人間関係を変える
他の付き合いができるなら、その人と別れる方法を探す。
→別れることが最良の選択とは限らない。
◇解決法の例4
原因を探す
その人がイライラしてるとか、欲求不満があることを改善させる
→動機がなくなれば良くなることもある
◇解決法の例5
本当の気持ちに気づく
暴力夫、愛情だったり?イヤな上司、粘着質だったり?
→見当違いのこともある
円満に克服していきたいなら、直接相談しないことです。うまくいかないと、セカンドハラスメントのように、関係が悪くなってしまう。
モラルハラスメントは、加害者の人と離れることが良いのでしょうか?また原因となっていることがあるものか。「私のどこが悪いの?」そんな夫婦喧嘩から離婚に発展する危険もありますから。
実はかまってほしいとか、イジメの裏に隠された深層心理。心の悩みは複雑です。その人が性悪なのか、ストレス過剰でイライラをぶつけているのか。
相談先は法律でしょうか。人間関係のことで、男女のことや上司や同僚のこと。これは法律ではありませんね。
人の気持ちを探るなら占いがピッタリ。意外と知られていませんが、占い師というのも人生相談が得意なのです。聞きたいことが聞けたという声もあります。深刻な悩み事ができる人を探して、安全な克服法を探しましょう。